電解光沢ニッケルめっきは、光沢の有る銀白色を呈しており、ワット浴と呼ばれる硫酸ニッケル、塩化ニッケル、ホウ酸を主成分としためっき浴に光沢剤(有機物)を添加し、結晶の微細化、レベリング効果により、光沢を持たせたものです。
皮膜の硬度は、光沢剤の添加の仕方にもよりますが、一般的には無光沢ニッケルに比べ2倍以上高くなります。
耐蝕性に優れ、比較的安価であったことから数多くの部品の表面処理や、金めっきの下地として使用されています。しかし、最近はニッケル価格も徐々に上昇しており、また金属イオンにアレルギー症状を起こす金属アレルギーを起こし易い金属であることから、部品種や取り扱いには若干の注意が必要です。
RoHS他、各種環境規制に対応済みです。ご要望に応じてICP分析データ(RoHS)の提供も行なっています。